「20代30代が逃げていく」観光都市世界一・京都が陥った"破産危機"の真実
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へぇ~京都市って厳しい状況なのですね。
20代、30代が京都市外へ出ていっているという記事です。
恥ずかしながら京都市は表向きには黒字なため、観光関連で財政がほくほくしている認識でした。
世界一の観光都市とはいえ、観光客は直接税を落とすわけでもないですし、企業にお金が回れば節税対策をいくらでもできますよね。(あくまでも予測)
市役所側が駅周りを中心に宿泊施設の開発に拍車をかけ、合わせてマンションの値段が吊り上がり、一般の方が住めなくなり他市へ出て行ってしまう。
結果、人口増減数が全国でも一位、たくさん人が去ってしまう街となってしまったようです。
表向きとは別に、裏側で京都の文化を守り切れていなかったわけですね。
典型的に地位と名誉のために仕事をする市役所仕事の問題ですが。。。
マネタイズポイントは明確なので、今後観光が戻ってくればいくらでも立て直しはできるかと思いますが、日本一高給取りのお役所は動かいないでしょう。
こういう状況は、平の市役所員の立場でどう脱したらいいのか悩んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、どうしたらいいもんなのでしょうか。
私は中小企業で働いていた頃、同じような状況を改善出来ずに悔しい思いをしましたので、少し気になるところではあります。
▼まとめ
①コロナ禍かで予定外の歳出増と歳入減で財政が悪化している。
②長年の過剰サービスで歳出超過が続いていた。それも市民が知らないまま、全国最高水準の福祉サービスを提供し、全国屈指の高給を職員に与えてきた
③歳出超過を補うために、借金の返済積立金(減債基金)をも使って無理やり決算を黒字化させてきた
・上記3点のツケをどう払うのか課題
注目のコメント
Twitterにも書いたけど、以前から相応のテック企業、優秀な大学と学生、相応の富裕層という要素が揃っている点で、日本でアメリカのベイエリア(シリコンバレー)になりうる要素一番備えてるのは京都だと言ってるんだけど、自らその可能性を閉じてしまう京都。残念だなあと思っていて。
スタンフォード≒京都大というのはいろんな意味で成り立つし、ベイエリアの東海岸への対抗意識も京都の立ち位置に近い。残念ながら京都が誇る色々な意味で深い歴史が、歴史の浅いベイエリアが持つフットワークを消しているという構図。家賃などの固定費も抑えられるしカルチャー要素多いし、うまくやれば国際的な人材だって集めやすい都市だと思うんだけどな。踏み込んだ事を書いているなぁと思ったら、
筆者は京都党党首の村山さんじゃないですか。
京都党は市議では議席を持っているのですけど、
まだまだ非共産連合や共産党に比べて政治的影響力がなくて
歯がゆい思いをされていると思います。
ホテルにマンション住宅適地が駆逐された結果、
都心部の住宅価格が跳ね上がり、若者が長岡京市や
草津市等に移転していってるのは事実です。
京都市が地下鉄を通して育てようとした山科区は、
残念ながら従来のイメージが悪すぎて、
そうなってません。
郊外の住宅地として比較的人気のある桂も
スプロール現象の見本のような道路事情の為に
開発エリアが極めて限られてます。
高齢者福祉に金をかけ続けている現状では、
どんどん人口減少が続いて、悪循環が続きそうです。京都市の財政難についてよくまとめられた良記事です。
元々、京都も大阪と同じく、(準)公務員や高齢者向けの過剰待遇が問題で財政難に陥っており、返り血を浴びながらも改革した大阪と対照的だったのが京都。と、見ていました。
住居は減りましたが、京都では代わりに宿泊税を導入されているので、その分の税収増額分と比べないとフェアじゃないかなとは思います。