【3分解説】ペイパルがPaidyを3000億円で買ったワケ
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成長分野というのはわかりますが、それでもこの金額はサプライズでした。数ヶ月前の推定バリュエーションが1400億円。そこから2倍です。登録1口座当り5万円という計算になりますが、かつてとても収益率が高かった日本の消費者金融会社の口座獲得費用が概ねこのレベルでした。もちろん今後の成長期待は大きいですが、日本ほどクレカが普及し無金利のマンスリークリアが活用されている国でどこまでニーズが伸ばせるのか… ペイパルの戦略に注目ですね。
PayPalが競合とみている1社がSquare。8月にオーストラリアのAfterpayを買収しました。その時の金額は3兆円。日本でSquareがpaidyを買収するとPayPalは差をつけられる。そういう意識が働いたのかもしれません。
よって、Afterpayとpaidyとの比較から、3兆円の10分の1という金額になったのではないかと妄想しました。ちなみにAfterpayの2020年度(2019年7月から2020年6月)収益は約500億円でした。
BNPLの詳しい情報は下記へ。
https://www.ncblibrary.com/features/43
PayPalのpaidy買収の背景については
https://twitter.com/ncb_since1989/status/1435446231975612420昨年、NewsPicksでは「アマゾン銀行」が国内金融機関の脅威になるのかという特集を配信しました。
グーグルのプリン買収、そして今回のペイパルのペイディ買収と、想定以上に早くグローバルIT大手が国内フィンテックに買収攻勢をしかけています。
決済市場の環境が激変するなかで、ペイパルが巨額の資金でペイディを買収した理由を解説します。