「中学受験の弊害」親が想像もしない数年後の苦難
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自分も中学受験をして、周りの友人を含め様々なケースを見てきたので本記事のご家族の話も想像がつきます。
詰まるところ、自分の叶えられなかった夢を子どもに押し付けるとか、本人の発達段階的に中学の受験に向いていないのに無理やり家庭教師や塾で下駄を履かせ過ぎて入学後自己肯定感を下げてしまうことにならないように、保護者がお子さんとの良質なコミュニケーションを維持し、しっかり観察をして無理をさせ過ぎない事が大切なんですよね。
どんな競技でも、120%頑張った後は休憩が必要ですが、受験が終わってもすぐ塾が良いとか、休憩のないまま大学入学まで突っ走る事を増長する学力偏重型の子育てのリスクをこういった記事などで早い時期から理解しておく事が大切ですね。中学受験のとてもネガティブな面を取り上げて頂いております。
「取り組み方によっては子どもの人生への大きな弊害になりうる」
という冒頭の言葉はあらゆる活動に当てはまる真理かと思いますので
何事においても胸に刻みたいところです。
その上で、
中学受験に関わる重要な観点に触れたいと思います。
・中高一貫校の増加
大前提として、私立も公立も
そして関東圏だけでなく地方においても
中高一貫校は増加傾向です。
一貫校のメリット・デメリットは細かく論じませんが
増加するだけの魅力が存在し
入学する為には多くのケースで受験が必要です。
・中学受験二世の増加
現在の中学受験層の保護者は
30代~40代が中心になりつつあります。
保護者自身が中学受験を体験し
子どもにも受験を促すという
中学受験二世時代に突入しております。
・中学受験対策の早期化
スポーツでも同様かと思いますが
二世時代が到来しますと
成功パターンの型化と共に
対策の早期化が進みます。
中学受験を体験した保護者層が
「取り組み方によっては子どもの人生への大きな弊害になりうる」
と感じた結果として
早めに・無理なく・少しずつ対策を始めている
というのが現状かと思います。
都内の中学受験プロ保護者の皆様の取組は
別の機会にPICK出来ればと思います。「持続可能な中学受験」
・無理な目標設定をせず、本人ができる範囲のがんばりで届く目標にする
・遊びも含めて自分がやりたいことをやるなど、子どもらしい健全な生活を楽しみつつ勉強する
・中学受験を通して子どもの自己肯定感が高まるようにする
・中学受験を通して親への信頼が高まり、それが他者信頼感に発展するようにする
・少し余裕を持って臨める学校に進学し、ゆとりのある状態で豊かな思春期を過ごす
最近は、最初からこうした「持続可能な中学受験」をすすめる学習塾もありますね。
いずれにせよ、子どもは自分とは別の独立した存在であるという当たり前の事実を忘れてはいけませんね。