製薬8社、創薬へデータ相互開放 開発力上げ欧米に対抗
日本経済新聞
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注目したい動き。
特に近年機械学習アルゴリズムの取り組みが進んでいることとも大きく関連する。これまでにどの化合物がどのようなタンパク質と反応したかというデータでは無いかと思われるけれどそうで無いならあまり面白みはない。
一方アルゴリズムによる有効化合物の探索は各社が加速させてはいるものの、まだ明確な成功事例があるとは言えないし、記事中にあるようにコロナのワクチンや治療薬の開発がデータ不足に起因するという根拠も不明。
2社での連合によるデータ交換ということであれば十分なエクスクルーシビティーがあるが、日本の製薬各社全体となると共有することに十分なもちベーチョンたり得るのだろうか。武田や中外などはすでに外資と言えるし、持ち逃げを警戒する向きが強くなるかもしれない。ライブラリーを相互解放する事で、創薬活動の成功確率が上がるかどうかは"わからない"だと思います。データだけあっても、それらが適切に活用されるためにどう仕組みを作るかはとても重要です。
その意味では、データ駆動の創薬活動がライブラリーデータボリュームの制限を超えて次世代のデジタル創薬にシフトする準備が整ったように感じます。これは製薬企業にとっては苦渋の決断なのか?画期的な創薬が他社差別化につながり莫大な利益を生むのに、この10年くらい日本企業はあまりそうした製品を出せていないような。協力したくはないが、協力しないとどうにもならない?