9.11文書、機密解除指示 米大統領、遺族圧力受け
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注目のコメント
サウジ関連の情報が出るのを嫌がって開示しなかったものが開示されるようになる。時間が経ったというのもあるが、バイデンがサウジとの関係を歴代政権ほど重視していないということでもあるのだろう。
9.11テロ実行犯の証言もあってオバマ大統領も機密解除を検討したにもかかわらず結局非解除とした経緯が。しかも遺族らがサウジ政府関係者を訴える法案へ拒否権発動したものの議会に覆されているため、内容によっては賠償問題にも繋がります。
https://www.bbc.com/japanese/37503254.amp
今回の機密解除をレビューする大統領令はバイデン政権にとってのサウジの意味合いに加えて、アフガニスタン撤退の影響も絡んできそうですね。撤退したことを米国内で正当化するためにも9.11遺族を納得させて9.11の20周年追悼式に出席したいのでしょう。ただ実際にどこまで解除できるかは留保付き。
大統領令
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/presidential-actions/2021/09/03/executive-order-on-declassification-review-of-certain-documents-concerning-the-terrorist-attacks-of-september-11-2001/大統領令でバイデン大統領は「公共の利益が、機密解除することで想定される安全保障へのダメージを上回る場合には解除すべき」と述べ、関係省庁に機密指定解除の検討を指示しました。ですので、どういう情報が開示されるのか、それが遺族の要望に添ったものになるのかはまだ分かりません。いまはまず、指定解除に向けた自身の姿勢を遺族に対して見せた、という段階かと思います。