【新概念】サステナブルな上場「SPO」ってなんだ?
- 「SPO」とは?
- SPOを満たすための「基準」
- オールバーズってどんな会社?
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SPOは「Sustainable Public Equity Offering」の略で、未上場企業が上場する際、ESGに配慮した会社であることを証明するためのフレームワークだそう。
持続可能であることは非常に重要だ。
WAmazingが関わる旅行産業、インバウンド事業は、都市部から富の再配分を地域にもたらし、地域に雇用を産み、持続可能な地域づくりに貢献できると信じて事業を行っている。が、しかし、地球規模でみると、飛行機や車や自動車で移動することは、CO2の排出にもつながる。自然から恩恵を受ける観光産業だからこそ、環境との両立は必須だと考える。近年の温暖化による豪雨などの災害の激甚化は、観光産業にダメージを与えている。また、暖冬傾向の冬は小雪になり、日本の観光資源である天然雪に恵まれないスノーリゾートも年によっては非常に苦しい。雪解け水がやがて地下水になり、温泉として湧いてくるまでは60年の月日がかかるが、逆にいえば、60年後の温泉資源も心配だ。
一方、ガラパゴス諸島のように、観光収入が、多様な生物と手つかずの自然をそのまま保護保全するための財源にもなっている。
産業発展、地域経済発展、環境保全はきっと両立できるし、できるかどうかというよりは、「両立しなくてはならない」時代に、既になっていると思う。
今週火曜、スニーカーなどを手掛けるallbirdsがIPOを申請しました。
その人気ぶりから、アマゾンがallbirdsによく似たプライベートブランドを出したことも。それに対し、allbirds創業者がベゾスに「デザインだけでなく、サステナビリティも含めてパクってくれ」というメッセージを打ち出し、以前話題になりました。
今回の上場にあたっても、ESGに配慮していることを証明するために自ら高い基準を課しています。口先だけの「サステナビリティ」を謳う企業も多い中で、本気で環境に配慮しつつ、利益も出していけるか。これからがとても楽しみです。
AllbirdsはB Corpですが、B Corpはほとんどがプライベートカンパニーです。以前、B Corpとして上場したEstyはその後B Corpであることをやめる選択をしています。
私が参加しているB Corpハンドブック翻訳ゼミでも、B Corpは上場してもB Corpであり続けられるのかという点で議論になりました。
サステナビリティやソーシャルインパクトを目指す経営と上場は両立しうるのか?Estyの時とは状況も違っていると思いますので、Allbirdsの今後に注目したいですね。
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