子宮けいがんワクチン 再開判断はコロナ一段落後に 厚生労働相
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まずは子宮頸がんワクチンについてネガティヴ報道を繰り返し行い、日本に子宮頸がん患者を増やした朝日新聞が一面全面を使って誤報を謝罪することから始めるべき。このニュースになると朝日新聞のPickerはダンマリを決め込むが、繰り返し謝罪して間違いを訂正するしか、子宮頸がんワクチンの圧倒的な後進国になってしまった日本を正常にもどす手立てはありません。朝日新聞だけじゃなくAERAもTBSも同罪なんですけどね。PickerであるTBSの社会部長はこれについてどうコメントするのでしょうか、それとも逃げるのでしょうか。
今年10月に再開が期待されていた、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の積極的勧奨の再開判断が延期されました。
HPVワクチンによる、子宮頸がんの予防効果は、昨年NEJMに明らかな結果が報告されました。
▷N Engl J Med 2020; 383:1340-8.
さらに、懸念されていた副作用に関しても、多くの研究結果で否定されています(もちろん、個々のお子さん方におこった症状が虚偽というわけではなく、これらの症状がこの世代のお子さん方に起こりうる事象であるという理解も必要です)。
▷Bmj 2020; 370:m2930.
現状で問題なのは、『世界的な需要の急増によるHPVワクチンの不足』です。
HPVワクチンの製造は追いつかなくなっており、2018年の不足分は6%、そして2022年には32%にまで増加すると予想されています。
▷Arie S. HPV: WHO calls for countries to suspend vaccination of boys. Bmj 2019; 367:l6765.
今回の判断の延期で、日本では一部のワクチンを廃棄することになる可能性が高まっています。その際にも、日本にHPVワクチンの供給が継続されるのか…という危機感が高まっています。
コロナワクチンでもそうですが、『入手したいというときに入手できるとは限らない』のがワクチンです。煮え切らない言い訳にコロナを使うとは…あまりにもガッカリ。
打ち逃した世代のキャッチアップ、9価ワクチンや男子接種の公費助成待ちたい声もあるが、待っていると効果が下がるので行政に振り回されず早めに打ちましょう。効き目が最優先。