2021/8/31

【岡田光信】悩んだときほど「直感」を大切にせよ

NewsPicks 記者
2021年3月、世界で初めて宇宙に漂う人工的なゴミ(デブリ)の除去技術を実証する衛星が打ち上がった。8月には世界初の模擬デブリ捕獲に成功した。手掛けたのは日本の宇宙ベンチャー、アストロスケールだ。

この問題は世界的に課題とされながらも、30年以上解決されてこなかった。そこに一石を投じたアストロスケールの岡田光信CEOは、創業まで宇宙に全く関わってこなかった「素人」だった。

なぜ、岡田氏はゼロベースから世界のトップランナーになることができたのか。半生とともに成功への「方程式」を紐解く。

仕事は「宇宙の掃除」

私が創業したアストロスケールが取り組んでいるのは、「スペースデブリ」と呼ばれる問題の解決です。