JICA職員ら数百人、空港へ出発直前にテロで足止め…「あと1日早ければ」
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こうした緊急事態において、インテリジェンス機関は必須。対外情報庁について、最近も「今こそ必要」という発言が政治家や有識者からも出ていますが、「今こそ」はかつてもありました。1986年に初代内閣安全保障室長に就任した佐々氏の時代から、本格的な対外情報庁の設置は浮上しては消え、浮上しては消えが繰り返されてきました。(安全保障会議NSCはできましたが、NSCは政策決定であり、それとは別の独立したインテリジェンス機関の必要性)
2005年に外務省が出した「対外情報機能の強化にむけて」は外務省的な視点になりますが、未だ変わらない課題点が指摘されています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/pdfs/rls_0913a.pdf
さらに言えば、平時におけるOSINT(オープンソースインテリジェンス)についても不足しています。米国のOSINTの体制を知ると、日本とは格段の差があることに愕然とします。
現下のアフガン情勢ではOSINTだけでは足りず、HUMINT(人的情報収集)と組み合わせ、かつ、友好国の対外情報機関と対等に扱われる機関が日本側には必要になります。
おそらく、本件をきっかけに、再び、なのか、三度なのか、対外情報機関について注目度が高まるような気がしますが、またもや「今こそ」で終わってしまうのか、本格的な動きへの一歩を踏み出すのか。
たたき上げのHUMINTの情報官、分析官を育て、OSINTにも投資して世界の公開情報をリアルタイムでフォローする体制を作ることが日本の安全保障や外交力、ひいてはビジネスの力の向上にもつながると思われます。
(内閣情報調査室があるじゃないかと時々言われますが、組織の成り立ちと現在の体制をしれば、米英仏独対という、日本が比肩すべき国々の外情報機関とは相当異なることが分かると思います。豪州型ぐらいを目指して作っていくのが現実的だと個人的には思っています。)タリバンがカブールを占領したのが15日、派遣を決めたのが23日。退避の必要性は15日の時点ではわかっていたと思うが、そこからの時間がかかり過ぎた。23日には自衛隊は動き出していたわけだが…。
間に合わなかったじゃなくて、そもそも自衛隊の制限がきつ過ぎて思うように行動出来ないからでしょう。助けられる日本人を助けられなかったなら、それは日本国民の責任ですよ。今回岸防衛相も菅総理も良く決断、実行されたと思います。
それにコロナでも自衛隊にずいぶん助けられましたよね。でも自衛隊の待遇はいつまでも悪いままです。自衛隊は日本国民の奴隷じゃないんですよ。国会議員を減らして自衛隊の待遇を上げるべき。