国際航空運送協会、欧州のワクチンパスポートを世界標準化へ呼びかけ、約60カ国が導入を検討
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注目のコメント
日本の渡航者用ワクチン接種証明書をEUのDCC(Digital COVID Certificate)の規格に合わせて導入した方が良いことは以前から指摘していました。
https://newspicks.com/news/5821263?ref=user_2720028
https://newspicks.com/news/5861902?ref=user_2720028
IATA(国際航空運送協会)が推奨することで、グローバルスタンダード化する可能性もあります。アメリカがDCC規格に参加するかどうかで流れが決まるかもしれません。IATAがワクチンパスポート規格の標準化のためEUのデジタルCOVID証明書(DCC)規格を国際規格として推奨。
各国政府による電子的な接種証明の発行が進むため、IATAが主導してきたトラベルパスは接種証明そのものというよりも接種証明など各種証明のウォレットとしての役割を担いそうで、証明書規格を民間で独自に作るよりも正解だと思う。
そして日本はどうする。コモンパスの実証実験が行われているけれども、その名前に反して採用国が皆無で全然コモンにならないので、このIATAの推奨通りEUのDCCを採用すべきでは。
(追記)
EUのデジタルCOVID証明書はアーキテクチャ的に接種情報は原則として国内に留まり国境を越えて交換されることがないのと、唯一の例外として渡航先での証明書の提示がありますが、これも読み取った証明書の内容は保存しないことが定められています。
EU外の参加国のGDPR対応についてはあまり考えたことがありませんでしたが、案外限定的なものになるのではないでしょうか。仮にこれが普及すると欧州のデータ保護規制を前提にしたデータ保護環境を整えていく必要が出てくる可能性があるので、対象国は適切な対策が必要になりますね。(越境データ移転問題)
Common Passのポリシーを見るとCCPA基準にボランタリー対応と記載されており、越境でのデータ移転を考えた際にはプライバシー懸念が考えられるのでどのように今後進んでいくか気になるところです。
https://commonpass.org/privacy