米政治サイトのポリティコ、独アクセル・シュプリンガーに身売り
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注目のコメント
2007年創刊のポリティコは、その5年後の2012年にピュリッツァー賞を取りました。ウェブメディアでも良質で硬質な報道で事業継続できることを示したパイオニアです。今も350人以上の記者・編集者を抱え、詳細な米政治報道で定評があります。今回の買収は、新たな発展のためのステップとして受け止めたいところです。ただ、この数年はモバイルへの移行の遅れや社内のゴタゴタも伝えられていました。ハフポストがバズフィードに買収されたり、と良質なウェブメディアにとって新たな試練の時代に入っています。頑張ってほしいです。アクセル・シュプリンガーもジャーナリズムの価値追求と収益拡大の両立を完遂してほしいです。
マクロ的にみると、オールドメディアも同じですが、広告費などネットの果実がプラットフォームにばかり偏る状況を早く変えないと、情報の健全な流通ができなくなります。世界の官民あげての取り組みや新しいサブスクモデルの確立など大改革が必要なのですが。買収するSpringerは複数の技術誌を発行し、有名なネイチャーも傘下に収めた総合メディア。私が技術系なので名前を知っていました。
政治サイトの方はよく知りません。独立系の政治メディアが統合されていくのは良いことなのでしょうか。