巨大ITの不当要求、日欧米アプリ企業が情報共有
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この手の記事を見るたびに、AppleとGoogleがまとめられてるのに違和感がある。
Androidはアプリストアに載っていなかったとしても、普通にAndroidにインストールすることも可能。なので例えば、アプリストアには絶対入らないR-18のゲームなんかもAndroidアプリにはあったりする。
一方iPhoneは、公式アプリストア以外からのインストール手段がない。
この状態で、この2社が並列で並べられてるのは本当に理解できない。ぜんっぜん状況が違うと思うのだけど……。
Androidは、3割払ってアプリストアに載せて正規アプリとして提供するか、野良アプリとして提供していくかの選択肢があるのでなんの問題もないし、それでも残るのであれば、Androidのアプリストアに3割分の価値提供を受けている、ということ。
iPhoneはそもそも選択肢がないのでNG。
ってのが自分の見解です。法律家ではないので、法的にこれと同じかといわれると違う可能性が高いと思うけれども、まとめて語られるのはGoogleが本当にかわいそう
(追記)
ニュース本体に触れるのを忘れてたw
日本の「MCF」の会員一覧。有名どころ全部の会社が入ってる、という感じではないものの(例えばFGOのディライトワークスなどはいない)、かなりのカバー率に見える。
https://www.mcf.or.jp/about/memberlist_for_general
欧州ゲーム開発者連盟(EGDF)の方は、概要を見ると、EUのゲーム業界を束ねる存在っぽい?
http://www.egdf.eu/about/
米「アプリ公平性のための連合」は、Wikipediaソースになるが、Epic Games, Spotifyなど、Apple/Googleと喧嘩してる有名企業が名を連ねている感じかな……?2020年9月に出来たばかりの組織。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E5%85%AC%E5%B9%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E9%80%A3%E5%90%88
この3団体が情報共有、というのは結構影響が大きい気がする。今後色々動きがあるかも?アプリ開発をしていて昔から感じておりましたが、確実にAppleやGoogleはアプリ市場を独占しています。
何が独占されているかというとアプリ内で課金をする仕組みが独占されています。
アプリ内課金をしようとして自分で課金の仕組みを作ったアプリはAppStore, GooglePlayから落とされてしまいますし、他のクレジットカード決済サイトを使おうとアプリにリンクを入れておくだけでもアプリ審査が落とされ、必ずAppleやGoogleの決済を通さなければならなくなっています。
この強制力のおかげで彼らはアプリ売上の30%を取れる仕組みになっています。
フォートナイトで有名な米エピックゲームズが先日牙を剥きましたが、こういった独占を許すのはアプリ市場の拡大への弊害だと思います。アプリストアの手数料が槍玉に挙げられますが、外部アプリストアへの妨害行為、競合するアプリ(ペアレンタルコントロール、スクリーンタイムなど)をポリシー違反などの理由で事後削除する行為、これらも不当要求になると思います。
『公取委、アップルを調査 ゲーム配信でヤフー妨害か GAFA独占、革新の壁に -』
https://newspicks.com/news/3248289/
『「Appleは自社アプリのために他社アプリをApp Storeから削除している」としてカスペルスキーがAppleを独占禁止法違反で訴える - GIGAZINE -』
https://gigazine.net/news/20190320-kaspersky-lab-against-apples-monopoly/