混入した異物は「金属物質」か、健康被害などの情報寄せられず…モデルナワクチン
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異物混入の続報として、「金属」である可能性が指摘されました。事実であれば当然に出荷時の品質基準を満たさないものですので、混入の経緯が調査されますが、「検査過程に問題がある」ことの方が心配です。
モデルナ製ワクチンは筋肉注射(筋注)で投与されます。使われる注射針は太さ25G(ゲージ)が推奨されています。25Gの注射針の内径は0.26mm(採血時に使われるのは21~22G注射針の内径0.51mm~0.41mm)であり、「目視できる物資」が簡単に注射液に紛れ込む可能性は高いとは思えませんし、筋注であれば注射した薬剤が直接に血液中には流れません。
少なくなりましたが、かつて注射剤には「アンプル」と呼ばれるやすりで切って使うガラス製の気密(気体を通過させない)容器が使用されていました。この容器は、使用時にアンプル底に微細なガラス片が入ることが避けられないと思われますが、今も医薬品の容器に使われています。
目視できる大きさの安定的な性状の固形物(金属片も含みます)の危険性が高いとは思えませんが、報道通りならば、製造工場の製造手順と検査体制に問題があることは明らかですので、まずは工場への査察が終わるまで、少なくとも該当ロットのワクチンの使用は中止されるはずです。
査察は、原則としては日本の薬務行政当局が現地工場(スペイン)で行うことから、時間がかかる可能性があります。その上でモデルナ社製ワクチンの融通がつかなくなれば接種スケジュールへの影響が本格的に発生します。
仮に「固形物だけ」に問題が発生していることが確認できた場合、供給が止まることの非常に大きなデメリットを考慮すれば、「超特例的」にそのまま使用する可能性もあるでしょう。
「モデルナのワクチン 一部に異物混入 約160万回分使用見合わせ」(NHK 2021年8月26日)
https://newspicks.com/news/6132181?ref=notification医療用の高レベルな金属探知機を通ってるはず。
食品用の金属探知機でもビックリするほど小さい金属片が検出できますが、医療用はそれ以上でしょう。
とはいえ、100%ではありません(限りなく近いはずですが)
故に最後の砦である目視があって、きちんとワークしたわけですから、見つけた人の注意深さもハンパない。
打たれる側はそんなに神経質にならんでも良いんかも。金属が入り込むって…
かなりの驚きです。
何をどうしたら、そんなに大量の瓶内に金属が入り込むのでしょうか?
他コメントにあるように、製造工程の機械?とも思いましたが、うーん…
あと、そんな大量の瓶に入っていて、何故出荷時に気がつかなかったのか?
→こちらは品質管理マネジメントの観点からかなりシリアスな問題だと認識します。