噴出する「働かないおじさん」 識者に聞く「“お荷物”と呼ばれない中高年の働き方」
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サラリーマンには3つの節目があります。
35才…転職の限界
45才…昇進の勝負がつく
55才…役職定年
しかし70才まで働く時代になると45才などちょうど半分ですし、55才でもまだ15年も残っています。昇進というインセンティブがなくなり、役職までなくなった状態でシニア社員のモチベーションをどう保つかが大きな課題になります。
特殊なスキルを持っている人はともかく、多くのサラリーマンの選択肢は2つに分かれます。
1つ目は「開き直る」です。開き直ったサラリーマンはある意味最強です。働かずして安定した給料がもらえます。これが所謂「働かないおじさん」です。今の50代はこれでも逃げ切れるでしょう。
ただし、今の40代以下の方は「開き直る」と切られます。政府から70代までの雇用確保を求められる会社側は解雇条件の緩和も求めていくでしょう。
2つ目は「仕える」です。今までの立場を一旦忘れて、年下の上司を支え、若い方の相談役(というか、壁打ちの相手)になることです。それまでの意識を変えて「役に立つおじさん」にならないといけません。
一見みじめに見えるかもしれませんが、私的には人間としては正しい生き方だと思います。
もちろん、企業から飛び出して第二のキャリアを選択する手はあります。
ただし、その場合は収入の高望みをしてはいけません。特に大企業の方は半減またはそれ以下になる覚悟が必要です。その覚悟がないなら「役立つおじさん」になって会社に残りましょう。副業を禁止して自社にフルコミットさせておきながら、終身雇用は保証しませんっていう会社には違和感しか無いです。
終身雇用は幻想で、外の世界と自分の立ち位置を知ることが大事かと。
ビズリーチ多田社長も定期的に転職エージェントに会ってスキルの棚卸して自分のポジションを知りましょう、と言ってましたがその通りだと思います。「働かないおじさん」がイヤなら、外資系とか平均年齢の若い企業に転職すればいいと思います。
「働かないおじさん」のおかげで高い相対評価を得やすい面もあります。
一所懸命働いてるのに結果が伴わない。でもお給料は振り込んでもらえる。これは実質的には「働かないおじさん」と同じです。