2021/8/24
【体験】人気沸騰「コミュニティNFT」に参加してみた
INDEX
- 新トレンドは「ぽっちゃりペンギン」
- 買い手を引きつける「特典」
- 消費が「メタバース」に移行?
- ミーム化に熱い期待
- 20分でソールドアウト
- 投資目的というより社交ツール
- 地位+人脈+投機=NFTコミュニティ
- 「NFT批判」が説得力に欠ける理由
- 「楽しさ」こそがブームの本質
新トレンドは「ぽっちゃりペンギン」
先日、筆者はペンギンに襲われた。
言っておくが本物のペンギンではない。「パッジー(ぽっちゃり)・ペンギン」だ。ペンギンのキャラクターをアバターにしたツイッター民が群れをなし、「ペンギン・クラブへようこそ!」「円陣(ハドル)を楽しんで」といったメッセージと共に襲来したのである。
コメントにリプライが殺到するなか、見れば、いるわいるわ……サングラスをかけたペンギンにソンブレロをかぶったペンギン、蝶ネクタイのペンギンにモヒカン頭のペンギン。数十羽のペンギンはまたたく間に数百羽に増え、筆者のアカウントはくちばしのついたぽっちゃり型の闖入者であふれかえった。そのすべてが筆者の「仲間入り」を歓迎していた。
なぜこれほど熱烈な歓迎を受けたのか? 実は、筆者はその数分前に「パッジー・ペンギン」を入手し、インターネットにおける最も奇天烈なステータスシンボルのオーナーになっていたのだ。