ウォルマートとゲルマート、新開発の「植物由来下着」で提携
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かつては環境破壊で悪名高かったウォールマートが、植物由来の下着を全店並びにオンラインで販売する。リサイクルされたナイロン、スパンデックス、伸縮素材、サトウキビからなる独自の配合物を開発し、革新的な製品で11-14ドルで販売される。ウォールマートは「サステナビリティに力を入れた製品を開発する機会を常に探しています」と語り、米国におけるサステナブルな取り組みが本格的になっていることを実感させる。日本でもサステナブルな取り組みは以前から比べれば進んでいるが、エネルギー分野や小売においてはレジ袋を無くす程度の取り組みにとどまっている。欧米ではサステナブルな取り組みは、Z世代を中心とした消費者の消費行動をも変え始めていることを考えると、日本でもさらに取り組みが強化されていくことになるだろう。今後は、これらに積極的に取り組む企業は成長の機会に恵まれるだろうと思う。
注目のコメント
サトウキビ由来のバイオプラは従来から衣類に広く使われてきましたが、記事によるとブラジャーは「世界初」なのですね。特にブラのカップ部分に課題があったとありますが、何がネックになっていたのか知りたいです。
ちなみに100%バイオではなく、80%(20%は石油原料)とのことです。
あ、ちなみにバイオ=生分解という誤解がよくありますが、バイオは生物原料というだけで生分解ではないものも多くありますので、ご留意を。>植物由来のブラジャーが登場した。そう、読みまちがいではない。植物由来のブラだ。
日本では繊維にプラスチックが使われていることを知らない/ 意識したことがない人もかなりいるかと思いますが、この記事の書きぶりを見ると、このジャーナリスト(ニューヨークが拠点)の周囲では、生活にプラスチックの合成繊維が浸透しきっていることが広く認知されているのでしょう。
植物由来の繊維の中には、生分解するものとしないものがあります。こちらで採用されている素材はサトウキビ由来のバイオ素材とのこと。化石資源の利用低減に寄与しつつも、通常のプラスチックの合成繊維と同様に長期間の使用でも品質が損なわれない素材と思われます。一方で、環境中に流出することがあっても生分解せず、洗濯によってマイクロプラスチックが発生し得ると考えられます。
環境配慮素材を使用した衣服は世界で次々と開発されていますが、限定された店舗に留まらず、ウォルマートなどの非常にメジャーな小売店の共感を得られて、販売普及に至ることは技術開発の次の重要なステップだと思います。思わず葉っぱを胸に当てているところを想像してしまいましたが
違いました。
それはさておき、こうしてちゃんと環境に配慮されている衣料品が開発されて嬉しく思っています。
つけ心地、機能、デザインが
ついてくれば、支持されていくでしょう。
(ここが大事)
このような商品が支持されていけば各社もついてくることになり
業界の新陳代謝が起こりそうですね。