電池交換式EVが日本でも、米新興にENEOSらが170億円超出資
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EV向け電池交換システムのAmpleに、ENEOSなどが出資。
交換式は2010年前後のBetter Placeで盛り上がった。充電に時間がかかるというEVのデメリットへの課題解決だったが、立ち上がらなかった。
規模を得るために、電池を規格化すること、そのうえでGSみたく交換ステーションが広がることが必要。でも電池を規格化することは、自動車メーカーや電池メーカーからすると、競争で勝つためにはマネジメントシステム含めて「自社ので規格化できるならやりたいが、他社のではやりたくない」というモノだろう。
それでも最近再度盛り上がってきているので、少し動向はみていたい。
関連Pickは下記。
1000億円超を調達しながら失敗に終わったEVのバッテリー交換ビジネスを復活させるAmple
https://newspicks.com/news/5718934
交換型を広げようとしているNioについて
https://newspicks.com/news/5702259
中国、電池交換式EVの国家基準を発表
https://newspicks.com/news/5857596どうしてもアセットビジネスをやってた歴史から、サービスステーションのアップデートという発想で新たなアセットを求めましたか。
充電のオペレーションはどうするのか。予備のバッテリーはどれだけ用意しておくのか。交換不可と判断するSOHは何%と定めるのか。リユース先はどうするのか。償却期間や方法は。資産管理会社を設立するのか。
バッテリー交換方式は、技術としてもまだ枯れてない上に、技術以外の要素がそもそもビジネスとして成立しづらいことを理解した上での参入でしょうかね。
追記
NIOや中国企業が電池交換方式を採用してますが、これは中国内陸部のグリッドが弱い地域に送配電線を引くコストと天秤にかけて、政府からの資金支援を受けた上で交換ステーションの導入が進んでいます。またNIOは自らEVも製造しており、交換ユニットの設計が可能という利点も有ります。
更に電池の静脈フローを確立するには交換方式が有利なことも有りますが、どちらにしても交換ステーション単独で事業採算が取れると思っていては間違いなく頓挫します。買物難民の送客や地域の足としてのライドシェアと結び付ければ、どうにか成り立つかどうかだと思います。
とくし丸や軒先パーキングといったSSステーション以外でもB2B先のプレーヤーが参入したがるパッケージングとサービスをデザイン出来れば面白いとは思いますが、自社の遊休資産を転用する発想だけですとちょっと、、ですね。車体中央に大穴開けるんでしょ?
で、専用バッテリーカートリッジ用の治具を組み込むんでしょ?
コレができるクルマなんてほとんど無い様な。
最初から車体設計要件に無いとできないかと。
『詳細は不明だが、既存のEVの場合、専用電池パックを搭載・利用できるように、EV側に何らかの改造を施すもよう。』
その前にビジネスとして成り立つのかいな。
普通の急速充電よりもどこまでサービス価格を上げられるか。