3回目接種は根拠なしとWHO コロナワクチンで
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同時に米国が3回目接種の方針を公表していますが、科学的根拠という意味では、WHOの立ち位置は間違っていないと思います。
確かに、免疫抑制患者を除いては、誰にどのようなタイミングで本当に追加接種が必要なのかの根拠が欠けており、まだよく分からないというのが正直なところです。
根拠となっているのは、イスラエルなどでのワクチンの有効性が接種後6ヶ月で低下したとするデータや、抗体の推移のデータだと思いますが、いずれも根拠としては弱いと思います。
本来ならば、追加接種をしたグループとプラセボの追加接種をしたグループの有効性および安全性の比較試験の結果を待ちたいところです。しかし、デルタの急速な感染拡大に直面する中で、少しでもそれを食い止めるための手段として追加接種を急ぎたいという各国の狙いが見え隠れします。WHOはそれを牽制したのだと思います。アメリカでは3回目の投与を開始しようとしています。打っておくことでのデメリットが少なければ、打っておくのもありです。米国は昨年の惨劇を二度と繰り返さない(身近な人がバタバタと倒れていく)ことを避けたい模様です。
デルタ株は感染力が強いが、ワクチン接種者に対しては重症化リスクは高くありません。そのため感染拡大して、集団免疫を獲得してコロナ終了となる可能性も高いです。アメリカはコロナから完全勝利宣言する日も近いと予測します。
バイデン政権、3回目のワクチン投与を開始へ-デルタ変異株まん延で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-18/QY1HVPDWX2PT01?srnd=cojp-v2WHOの見解では、「「現時点で得られているデータからは、必要ということは示されていない」と述べ、科学的根拠はない」と発表することで、アフリカや南アメリカなどのワクチン不足の国々への供給をこれ以上減らしたくないと言うことなのでしょう。世界規模の災害になっている新型コロナに対応するために、今こそ国連などを中心に団結すべきだったのですが、WHOのテドロスさんなどが中国寄りの発言を繰り返すなどで、まとまることが出来ない状況になっています。発生源と名指しされている中国の研究所の問題を含め、どのような対処をするのか世界中で知恵を絞らないと手がつけられない状況です。日本では3回目どころか1回目も打てない人たちがあふれている中で、3回目が議論されていることに世界との対応の差を感じます。