2021/8/18
【独占】群を抜くワクチン接種率。「相馬モデル」の舞台裏
全国でコロナワクチンの接種が急ピッチで進み、2回の接種を終えた人は65歳以上の8割を超えた。
しかし、総人口で見ると2回接種率は3割にとどまり、集団免疫の獲得に必要とされる7〜8割にはほど遠いのが現状だ。
国からのワクチン供給の遅れもある中、希望しているのにまだ受けられない人がいる一方、特に若い世代では、副反応への懸念から接種をためらう人も多いとされる。
そんな中で、総人口の74%、対象人口(16歳以上)の84.4%という、極めて高い接種率を達成している自治体がある。
福島県の相馬市だ。
なぜこれほど広く、速く、接種を進められたのか。
医師であり、全国市長会の会長も務める立谷秀清市長が、NewsPicksの独占インタビューに応じ、その理由を明かした。
INDEX
- 群を抜く接種スピード
- 必要だった「2つのこと」
- 大前提は「希望者だけ」
- 苦しい歴史を経た町
- 同調圧力を避ける方法
- 「消えたワクチン」の裏側
- 日本はどう動くべきか?