アフガンの日本大使館職員退避へ 政府、事態の推移を注視
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カブール国際空港は、脱出しようとする外国人とアフガニスタン人で、混乱しています。
https://twitter.com/KazmiWajahat/status/1426991772069150724
https://twitter.com/bsarwary/status/1427002551858311173
ターリバーンは、外国人については、アフガニスタンに在留を続けるならば、ターリバーン政府に在留登録するように求めています。
日本政府がターリバーン政府を承認するか方針は出ていないので、日本大使館員は一度国外に出なければならないでしょう。
米国大使、英国大使は、カブール国際空港にとどまって、ギリギリまで脱出するアフガニスタン人にビザを発給する方針です。進展があまりにも早かったので、脱出できるアフガニスタン人は予定よりもかなり少なくなるでしょう。大使館を閉鎖して去る際は、機密文書の破棄や機器の破壊などが行われるはずです。
私がリアルに聞いたのは、リビアのカダフィ政権が倒れて内乱状態となり、隣国チュニジアに退避した時の日本の大使の話です。最後の最後に出ていくのは大使とその秘書など最小限。生々しかったのはパスポートの製造機器の破壊でした。アメリカでパスポートの更新発給を受けましたが、偽造防止の観点からも機密性が高いものと聞いていました。
一方、敵対する国の大使館内の情報は、攻め入る相手にとっては宝の山でもあります。イランの米大使館が占拠された際、当時の公電類は寸前でシュレッダーにて裁断されていましたが、イラン側はそれをひとつひとつ拾い上げて文書を復元したとのこと。
このあとタリバン中心の国ができ、その後の国際社会との外交が正常になされるには課題が多く、時間を要しそうです。アメリカはタリバン政府とどう向き合うでしょうか。日本政府はタリバン政権をいつの時点で承認するのか。未承認の状況が続くとペシャワール会などの活動に悪い影響があるでしょうね。
アメリカの顔色ばかり見てては、他国の信頼は得られないでしょうけれど…