なぜ日本人はモデルナで発熱するのか…ファイザーの2~3倍 2回接種後に感染も
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かなり気になるデータです。
日本特有の現象を、すぐに「日本人特有の現象」と読み替える方がおられますが、それは注意が必要です。
特に日本では職域接種にモデルナが用いられ、医療機関や高齢者、行政でファイザーが多く使われました。つまり、モデルナの方が接種年齢層が若い可能性があります。
このため、データを年齢層などで解析すれば単に「若い人に副反応が多かった」という話になる可能性もあります。
今回はデータとして明らかな差が出ましたが、更なる解析が望まれます。また記載がありませんが、命に関わりうる副反応であるアナフィラキシーについて差がないのであれば、ワクチンの質自体の議論にはなりにくいと考えます。
この様に、「日本でどうやって打ったか」や、「日本人の接種前後の行動」を無視して、「日本人の体質」と結論つけるのだけはなりません。
相変わらず「コロナは日本人ではただの風邪」と言う方は一定数おられますので、「日本人には副反応が強いワクチン」などで、その論理がまた出てこない事を警戒しています。
【蛇足】
この記事の最初に「ブレークスルー感染の危険性も残る」と書いてありますが、これは日本特有の現象でもないですし、ここで書くのはいかがかと考えます。確かに先月職域接種でモデルナ(2回目)を打った友人知人は、殆どが発熱し、ダウンしていました。
かたや同時期にファイザーを打った私は、2回目接種後も目立った副反応はなく、腕が多少腫れただけでした。これはモデルナでなくファイザーだったからなのか、個人差なのか、年齢のせいなのか、アルコールの摂取量が割と多いからなのか、色々気になりました。
ただ、国立国際医療研究センターが発表した調査結果よれば、ワクチンの副反応と効果(2回接種で体内に作られる抗体の量)は無関係なのだそうです。
先月イギリスの保険当局が発表した論文によれば、アストラゼネカとファイザーを比較した場合、デルタ株を含めた発症予防効果、入院予防効果はファイザーに軍配が上がるとのことでした。一方でファイザーとモデルナの効果比較については、諸説あり(本日時点の厚労省のホームページでは、ファイザーの効果が僅かにモデルナを上回っていると読み取れる記載がありますが、一方でここ数日、モデルナの方がデルタ株に効果があると言う報道も増えており)、今後の更なる調査が待たれるところですね。私の場合、モデルナ1回目は腕の痛みもなく、何事もなかったのですが、やっぱり2回目で発熱しました。家族でもモデルナ2回目で39度まで発熱していましたから、周囲に副反応での発熱度合が強い人が多かったので、私も打った次の日はお休みとなるように計画しました。そして、その計画のまま、ダウンしていました。予めこうなりそうだとわかっていれば、薬の用意やお休み計画でなんとか1日で回復することができましたので、こういった情報がありがたかったです。