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移民流入に強硬策=ベラルーシ国境緊張―リトアニアとラトビア

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    ベラルーシのオリンピック選手が東京からポーランドに亡命したように、ベラルーシでは、ルカシェンコ政権に抗議する人々への弾圧が続いており、周辺諸国は弾圧を逃れたベラルーシ人の亡命者を受け入れています。
     ポーランド、ウクライナ、リトアニア、ラトビアといったベラルーシの近隣諸国は、亡命者を受け入れ続けています。ベラルーシのルカシェンコ政権の発想では、亡命者を受け入れるというのは、ルカシェンコ政権への敵対に他なりません。
     そこで、ルカシェンコ政権は、リトアニアやラトビアへの嫌がらせとして、イラクから難民を空輸して来て、麻薬を持たせて流入させる、という手段をとりました。
     EUがイラク政府に話をつけて、とりあえずイラクからの難民の空輸は止まっています。しかし、ベラルーシからEU側への難民流入はまだ続いています。


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