独、無料のコロナ検査打ち切り ワクチン接種促進=メルケル首相
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フランスが秋からのPCR検査の原則有料化を決めると、すぐにドイツが同様の措置を発表した。両国とも、ワクチンそのものを義務化せず、その接種率を向上させることが目的だ。他の欧州諸国体でも、すでに完全無料は終わりつつある。ただし、この決定の根底には、すぐに誰でも無料でワクチン接種が受けられるという大前提がある。日本とは、まだまだ状況が違う。なお、抗原検査には約25ユーロ、PCR検査には40から50ユーロの費用がかかり、フランスの場合、7月26日(月)からの一週間で計算しても、健康保険制度に約1億4700万ユーロの負担となったということだ。
私も検査が無料化されているフランスで何度か抗原検査を受けましたが時期としては6月、外出制限が緩和され接種証明または48時間以内の陰性証明という条件付きで大型イベントが再開された時に大規模展示会に参加するためです。個人的にも一回目の接種を終え6週間後の二回目の接種を待っているタイミングでした。
当時は高齢者以外の接種が始まったばかりでワクチン接種が途上の時期に経済を再開するのに活用された形です。薬局に行ってカウンターで保険証を提示するとすぐに検査を受けられます。この仕組みは政府のSI-DEPというシステムと直結していて、検査から10分ほどでSI-DEPから健康パスとして使えるQRコードがSMSで届きます。
今週から飲食店でも健康パスの提示が義務化されましたが7月12日のマクロンの声明から一か月に満たないスピードで健康パス義務化を本格実施できる事情にはこの効率的な検査体制もあります。ワクチン接種が間に合わなかった人でも事前に薬局に行く面倒をかけることで一応生活を続けることが出来るわけです。
そのフランスも秋には無料検査が終了しますが、フランス全土のオンライン接種予約を一手に扱うDoctolibというサービスによると三日以内に接種を受けられる空き枠が23万件、パリ市内に限っても2.3万件あり、平均で6日先の枠が予約されているそうです。
https://about.doctolib.fr/vaccination/statistiques.html#rdv_doctolib
つまり受けようとすればほぼ何時でも受けられる状態であり、Doctolibでは家の近くで予約していた接種をキャンセルしてバカンス先での接種を予約することも簡単に出来ます。PCR検査で商売している企業が賞賛される日本は異常だと思います。
震災時に水を数万円で売るのとあまり変わらない気がします。
あと、このニュースでやっぱりPCRが感染拡大の原因だったと主張するのは間違いです。