コロナ禍で広がる「デパ地下」デリバリー アフターコロナを見据えた百貨店商法を模索
コメント
注目のコメント
デパ地下のデリバリー、魅力的です。ただ、今まで、デパ地下や、最上階の催事は、百貨店にとっての集客手段で、そこに訪れたお客様が他フロアでも消費する効果が期待されていました。これを「シャワー効果」「噴水効果」といい、マーケティング心理用語です。
「シャワー効果」とは、百貨店などで上階の施設を充実させて、お客様の流れをシャワーのように上から下へ誘導することにより売上アップが望める効果のことをいいます。デパ地下の場合は、下なので「噴水効果」ですね。
「噴水効果」とは、お店の入り口を充実させて、お客様を引き込む効果のことをいいます。百貨店へ行くと、1階には「化粧品」、地下階には「食品」売り場が配置されているケースが多いです。
女性にとっての必需品である「化粧品」、誰もが関心の高い「食品」の売り場を配置することで、人を呼び込むといった効果を狙っています。
東京都の春先の緊急事態宣言では、GWに人流を抑えるために百貨店に休業要請が出て、でも、食品売り場や化粧品売り場は営業OKだったことは、記憶に新しいかと思います。
もともとコロナ禍前から苦境がささやかれていた百貨店業態ですが、人を呼び込む機能であるデパ地下などがDX,宅配化された場合、他フロアへの人呼び込みの効果も、DXする工夫が必要かもしれません。
例えば、伊勢丹ドアを使う顧客に対して、上階フロアのアパレルを組みあせたお洋服のレンタル・サブスクリプションサービスを提案する、クロスセルしていくなどはいかがでしょうか。本来、シャワー効果、噴水効果で、クロスセルをしていたはずなので、顧客ターゲットは親和性が高いはずという、個人的な考えです。1,000円の商品を注文するとして、UberEatsや出前館なら約30%増しの1,300円+送料。1,500円なら1,950円+送料。料金の上乗せが無いのなら、百貨店のデリバリーは高くはないですね。
自分は高齢者じゃないけど、百貨店はよく利用するし、配達区域に住んでたら百貨店でも注文してるかな。単価は高くなっても、品質は想像出来るし。
高齢者向け、百貨店のデリバリーは不要と、百貨店の業態からそんな評価をされがちだけど、商圏の重なるところでは驚異となり得る存在でしょう。
デリバリーの仲介は、送料は良いとして、手数料が高い。この状態が続くなら、直配にも商機があるなと思いました。デパ地下のデリバリーだったら、一つの店の料理だけでなく、あそこの店の中華と、この店のイタリアンと、また別の店のスイーツみたいな、組み合わせた注文ができると、すごくありがたい。普通のデリバリーではお金や時間がかかりすぎてできないことだから。
デパ地下個室イートイン(デパート内の半個室イートイン・スペースで、デパ地下のあらゆる食べ物をタブレットで注文でき、店員さんが持ってきてくれる等)とかでもありがたいけどね。