【提言】日本は「ムダな仕事」の大国だ
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自らの意思で異端であり続けることは容易なことではない。しかし、意を決して少しの間異端であるか、またはやむを得ずそのままであり続けると、周囲が集団となって排除しようと動き出す。
恐らくその半分は付和雷同で集団に従っているだけ。仲間外れが嫌で多数派に付いている。当然罪の意識などはなく、集団を守ることこそが正義だと自らを納得させている。
自らが正しいと信じている人を正反対の方向に歩かせるのは困難だ。やがて集団が誤りであることに気付く頃には、そのコミュニティは時代後れになっていて消滅する。
"彼ら"は「正しいことをしたのに何故?」の思いに駆られるはずだが、全体というメタ認識を持つことなく、帰属する"ムラ"がすべてでそこに安住したいというが問題だったと意識することはない。
漠然とした例えで申し訳ないが、我が身に降りかかったここ20年ほどの体験を記しました。出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打ちようがなく時代を変える‥‥か。
注目のコメント
ブルシットジョブってなに!という思いからよみはじめた。
>地下鉄の駅にいて、明らかに右にしか行けない道があったのですが、それでも「右に行け」と指示するために立っている人がいる。
他にも一つしかない入り口に立つ案内係
工事中であることを伝える警備員あり
仕事以外では
>財布をなくしても自己責任の中声をかける
>立ち尽くす人に道案内する人
これらをブルシットジョブ=無くていい無駄な仕事(を開発することによる失業率低下も示唆されている)と捉えるか、オーバースペックととらえるか、丁寧で手厚い国民性と捉えるか。
良し悪しは別としてTHIS IS JAPANの個性だと思う。よい記事なのですが、「提言、無駄な仕事大国」というトップラインが記事の良さを弱めてしまった印象。
そんな提言はインタビューを通じて著者はしていないというか、この本の本質的な価値や論点とは少し違うように感じます。
NewsPicks好きなのですが、メディアとしてニュートラルな立場かのように装って、時々強い印象操作をする部分が勿体ないというのが個人的な想い。
筆者の意見に対して、メディアのスタンスとして堂々と書けば良いのになぁと。
この素晴らしい本の価値を100%伝え切る記事に出来なかったのが尚更勿体ない。
本書は世界に始まりつつある新しい世代による新しい資本主義の考え方や変革の方向性について、人間の本質の洞察を元に新しい理解を提言しています。
タイトル見ると日本を悲観しているかのような印象を与えますが、著者はわずかな訪日経験によるものと前置きした上で日本の「集団思考」という傾向に関して、社会の同調圧力に原因を求めた上で、かなりニュートラルにメリデメ語っています。
たしかにイノベーションを起こすという点に関しては集団思考をややネガティブに捉えていますが、全般的には中立。
そして、日本のビジネスの無駄云々ではなく、極めて巨視的に社会を分析しようとするかなり視座の高い筆者の挑戦です。
そこを正しく理解した上で読むか決めると良いのではないかと思います。