２０５０年のメディア：第７１回 五輪とパンデミック エスケープ・ファイアを放つのは誰か？＝下山進 | 毎日新聞

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• 下山 進

  ノンフィクション作家

  ・2021年08月03日

  ２００６年に文藝春秋で翻訳の編集長になった時、まっさきにとりたいと思った作家が、マイケル・ルイス。『世紀の空売り』(2010年)『ブーメラン』(2012年)『フラッシュボーイズ』(2014年)『かくて行動経済学は生まれり』（2017年）と四作自分の編集部から出した。
  そして2021年、早川書房の山口晶さんが『最悪の予感』の版権を取得、絶好のタイミングでの出版。
  マイケル・ルイスは、『マネー・ボール』でも『世紀の空売り』でもインサイダーにはわからないシステムそのものの危機を、アウトサイダーの目を通じて描いてきた。
  今の日本でも同じことができるなー。