ドイツ、9月から「ブースター」接種=コロナワクチン、高齢者対象に
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まず、高齢者向けの医療施設に移動式予防接種チームを派遣することから始まる。同時に、この合意文では、12歳から17歳の者に対するワクチン接種も推奨している。ともあれ、わざわざ打って回るほどワクチン確保に余裕があるのだろう。
ドイツですが、7月に入ってから接種のスピードが格段に落ちており(予約した二回目のワクチン接種に来ないno showが問題になっています)、ワクチン供給量に対する接種率は8割台に落ちています。というわけで接種を上乗せする在庫はあります。
https://impfdashboard.de/ (Anteil der verimpften Dosenの項)
当初はEUの主要国でも接種率で先行していたドイツですが、このところのスローダウンで現在はやや足踏みしている状態です。今回の接種対象年齢の引き下げも含め夏期休暇開けにはvaccine fatigue(ワクチン疲れ、各国で見られる接種率の伸び悩みのこと)に取り組む必要が出てきます。ワクチンの機能は下記3つに分けて考えられる
1 感染予防 感染自体を防ぐ。人にもうつさない
2 発症予防 感染しても症状の発症を防ぐ
3 重症予防 重症化を防ぐ
今回のワクチン(特にmRNA) は全ての効果に期待できるが、1については効果が漸減する。特にデルタに対しての効果や、集団免疫の獲得という文脈ならブースターが必要になってくるとのこと。
Ref https://youtu.be/AEXyKXRrwWU