【プロ直伝】アスリートも実践する「心の整え方」
- メンタルは「整える」もの
- メンタルは「強弱」で語れない
- 「能動性」を喚起する
- アスリート特有の悩みに向き合う
- 「感情的」とはどういうことか?
- 心を使いこなす「感情整理ノート」
- トレーニング期間は「本人次第」
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五輪選手ともなると、メンタルを整えることはトレーニングの一環で当然とされているのだろうと思い込んでいましたが、中には「メンタルトレーニング」に疑問を持つ選手は多くいると聞き、意外な気持ちでした。同時に、選手も一人の人間であり個人であると思い直すと納得もあります。
ソウル五輪メダリストの田中ウルヴェ京さんは、現在はスポーツメンタル指導士として活動されていますが、ご自身も現役当初は「メンタル」に疑問を持つことがあったといいます。
そんな田中さんによる選手の「心」との向き合い方は非常に学びが多いものでした。特に印象的だったのは、感情というものは無理に抑制するのではなく、むしろ湧き上がった感情を大切にしつつ、「なぜこの感情が湧いたのか」を認識し上手に付き合う方が重要であるというお話。自分自身の心の機微にも敏感になれるヒントがあります。
日本パラリンピック委員会のメンタルトレーナーにお世話になったことがあり、彼曰くメンタルサポートの目的は、競技生活を送る土台となる「哲学」と、競技中における「実力発揮」とのことでした。
私の場合、実力発揮においては、
・試合当日までメンタルのスイッチは入れない
・試合直前は適度に緊張している
・試合は試合として捉え他の背景や意味を見出ださない(外部のことは考えない)
・試合中は1点集中ではなく複数の事象に同時に注意が向ける
・ここぞという場面は自分を試すつもりで正面突破
といったことができていれば、良いパフォーマンスを発揮できることが多いです。
もちろんこれが誰にでも、またはどんな競技や仕事にも当てはまるわけではありませんが、練習や試合の中で感じたことや考えたことをメモして言語化していくうちに蓄積されたノウハウであることは確かです。
ちなみに言語化という意味ではNewsPicksも結構役立っていて、こちらは実力発揮よりも自身の哲学の確立のために使っているところはあるかもしれません。
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