露、アフガンにらみ演習 中国、中央アジアと連携
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アフガニスタンがタリバン支配に戻ると、ロシアの勢力圏である中央アジア(特にタジク、ウズベク、キルギスの国境が複雑に入り組むフェルガナ盆地)が不安定化するということはロシア側でほぼ自明視されています。
特に7月には実際にタリバンの支配領域がかなり拡大してきたことを受けてショイグ国防相ら国防省高官がタジキスタンの第201ロシア軍事拠点(201RVB)を訪問するなど、南方における軍事的防衛体制のテコ入れを図っている感じがします。
ロシアとしては中国のようにタリバンと大っぴらに関係を樹立してある程度の友好関係を築いても構わないと思っているのでしょうし、水面下ではそうした動きもあるのだと思います。
ただ、アフガンでの「対テロ協力」は何らかの米露協調に結び付く可能性があり、今のところタリバンに対するロシアの態度は抑制的です。