[28日 ロイター] - 中国政府は6月に施行した反外国制裁法に類似する法律を香港とマカオに導入し、外国政府が中国に課した制裁措置に個人や団体が従うことを禁止することを計画している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日、関係筋の話として報じた。

中国政府は、通商問題のほか、香港や新疆ウイグル自治区での抑圧などに対する米国と欧州連合(EU)による圧力に対抗するために反外国制裁法を施行。WSJ紙は、金融ハブである香港でこうした法律が導入されれば、多くの企業とその従業員が香港の将来を巡る米中の対立に巻き込まれる恐れがあると報じている。