[香港 27日 ロイター] - 英競売大手クリスティーズは27日、香港にある同社ギャラリーと競売場を2024年までに4倍強の広さに拡張すると明らかにした。美術品市場が香港やアジアで成長していることを踏まえた対応。

不動産デベロッパーの恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド)が香港島中心部に開発中の高層ビル「ザ・ヘンダーソン」に入居する。同ビルはザハ・ハディド・アーキテクトの設計で、23年に竣工(しゅんこう)の予定。

クリスティーズのアジア太平洋地域責任者フランシス・ベリン氏は記者団に対し、ギャラリーと競売場の面積は現在の計7000平方フィートから約3万平方フィート(2787平方メートル)に広がると説明した。

同氏によると、拡張後は1週間にわたる大規模な競売イベントを香港で年6回開催することが可能となる。現在は春と秋の2回のみ。

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