2021/7/27

【山縣亮太】僕たちアスリートが「皆さん」に伝えたいこと

NewsPicks 記者
7月23日、東京五輪の開会式。記念すべき母国開催の日本選手団を率いていたのは、陸上男子100メートル代表の山縣亮太だった。
57年ぶりの母国開催で主将に選ばれることは、アスリートとして名誉なことだ。テレビの前の多くの日本人が、山縣の選手宣誓を見守ったことだろう。
しかし今から1年前に、山縣が日本選手団の主将になると予想する人は、本人も含めてほとんどいなかった。
主将はおろか、東京五輪の代表に選出されるかも危ぶまれていたからだ。
2016年のリオデジャネイロ五輪の400mリレーで銀メダルを獲得するも、そこから苦難が立ちはだかる。
病気、怪我、強力なライバルの出現…。一時は、「もう山縣は終わった」とまで言われた。
そこから山縣は、不死鳥のように復活を果たす。今年6月に9秒95の日本新記録を樹立し、一気に五輪の注目選手に返り咲いた。
この激動の5年間を、山縣はどう振り返るのか。主将としてどう日本選手を率いるのか。
NewsPicksによる、単独インタビューをお届けする。
INDEX
  • 桐生の9秒台、「ショックだった」
  • 病気、怪我、ライバル出現
  • もう復帰は、無理かもしれない…
  • 大人になった「エリートランナー」
  • 主将が考える「コロナ五輪」の意義
  • 僕たちアスリートに「できること」

桐生の9秒台、「ショックだった」