欧州が主導する取捨選択、ルールが決する競争力
日本経済新聞
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本当に環境のことを考えているのか、それとも自分たちに有利なように競争条件を変えているのか。いずれにしても日本の自動車メーカーは生き残りを賭けて、自社の経営方針について選択を迫られます。
日本、アジア、さらにアフリカなどの発展途上国は、ヨーロッパ主導のルールに巻き込まれず、強かに環境と経済、ユーザーのカーライフが高い次元で両立するように、トヨタ自動車には踏ん張ってもらいたいと思います。各市場の実情を無視した性急なモーター車への転換は多くの歪みを生むのではないでしょうか。
注目のコメント
強すぎたり複雑すぎる規制は、域外だけでなく域内企業も潰すし、イノベーションを抑える。
イギリスは、ユーロ圏に入ろうとしたがポンド危機で欧州為替相場メカニズムを離脱せざるを得なかったが、それが功を奏した部分もあると思う。同様に、今回も重すぎる規制がむしろEUを離脱したイギリスや他国にとってメリットになるくらいの敵失になる可能性もあるかもしれない。
自地域ばかり有利になる規制を、世界で注目を集める前ではなくそのさなかに作ることは、むしろ域外どころか域内でも反発を呼ぶことも。
もちろん規制動向に逆らうことはスマートではないし、それを前提に企業は戦略を練る必要もある。だけど穴も多いし、穴があるということはその規制に対して現実論として他国からの同意が得られない可能性も多い。同意が得られなければ、欧州のガラパゴス化が進むか、撤回するか。誰がルールを決めるのかは非常に重要。自社有利で進めたいのであればルールメイキングの段階で入らなければいけません。ダイキンの中国市場のシェアの背景が割と有名な話。グローバルスタンダードになりえるのかという観点は常に意識すべきポイント。