【ラマス監督】バスケ日本代表の挑戦は「五輪」で終わらない
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2年前に私がしたインタビューの再掲載です。が、男子バスケ日本代表の長期戦略が語られていて面白いです。
オリンピックが終わると、8月17日からインドネシアで「FIBAアジアカップ」も始まります。アジアカップに、八村塁選手や渡邊雄太選手などが出ないのは確実ですが、こうした底上げが、日本バスケの未来にすごく大事ですね。
そして、2023年には、日本(沖縄)も会場になるW杯があります。この大会で、海外組が「3回目の集結」となって、ラマス体制の集大成になると思われます。
ちなみに、このインタビューは、ラマス監督の母国語であり、私の第二言語であるスペイン語で行いました。私が学生時代バスケに打ち込んでいたこともあり、かなり熱が入りました。またインタビューしたい。そもそもフリオラマス氏が招集された理由は、アルゼンチン代表の躍動。
彼が当時代表監督に就任した際、小柄だったアルゼンチン代表の大型化を図り、大幅なレベルアップに成功しました。
その文脈を日本代表に持ち込みたい、というのが協会側の招聘の思いでもあります。
やはりこの競技は身長がものを言います。
アメリカに勝利したフランスは210cmを超える選手の同時起用などにより、インサイドの有利を見事作っての勝利。
似た戦術を昨日のチェコも取りましたが、アメリカは50%近い成功率のスリーポイント決定率で回避。この攻防が面白いのですが、日本は残念ながらまだこの土俵で対戦出来ません。
昨日のチェコはPGで2m超え。
今回のアメリカ代表はあれでも「小さい」と言われており、センターがアデバヨ選手くらいなので、ヨーロッパ勢は大きさで優位にたとうと仕掛けてきています。
どれだけ上手くとも、キャプテンシーがあろうとも、富樫選手や篠山選手中心では難しいくらい高い世界の壁。
ベンドラメ選手でもまだ小さい。
ようやくの八村選手と渡邉選手ですが、周りの底上げが必要なことをラマス監督は痛感していることでしょう。
田中選手にワールドカップ頃からガードをやらせるなど、サイズを前提に代表作りをしている感が強くあります。
とはいえ、一旦今の代表はここが飽和点。
監督もそこは冷静に見ているから、勝負しつつも次世代の主力となりうるシェーファー選手やHyu選手を竹内ブラザーズに代わり入れ、経験値を蓄積しています。
サッカーでいえばまだまだ中田英が出てきたくらい。
NBAもですが、馬場選手のような海外リーグでプレーする選手数の絶対数増が日本が取るべき道かと。
今のサッカー代表が強いのは、トップクラブでないけど、ヨーロッパで安定的にプレーする選手がスタメン・控えに名前を連ねるところ。
ここを目指すべきと感じます。
Bリーグのおかげで急激に成長している日本ですが、世界のベスト20と安定的に戦うにはもう一世代待たなければならず、少し長い目で見守りましょう。NewsPicksで過去にインタビューした東京五輪出場選手の記事を競技日程に合わせて再掲しています。
本日はバスケットボール男子日本代表のフリオ・ラマス監督です。過去にアルゼンチン代表の監督を務め、ロンドン五輪ではチームを4位まで導きました。
本日13:40からアルゼンチン戦。日本はすでに2敗しており、ベスト8に入るためにはできるだけ多くの点差をつけて勝つ必要があります。リオ五輪には参加することができなかった日本代表。東京では八村選手や渡邊選手などのグッドプレーヤーが揃って出場しているため、ここで1勝を期待したいです。