熱海の盛り土、11年見過ごしか 県「届けと違う造成」
朝日新聞デジタル
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明らかに人災です。ただ、もし情状酌量があるとすれば、30年前なら、この盛り土が土石流にはならなかったと思われることです。現に10年ほどは崩れずにあったわけです。私が気象庁担当記者だった31年前、気象庁の予報官に「心配しなくても東京で時間50ミリの大雨に出会うことはありませんよ」と言われたことを覚えています。今は50ミリどころか100ミリが当たり前のように降ってきます。気象の変質はさらに進むでしょう。
今回のことで心配なのは、こんな風に崩れる盛り土が日本にどれほどあるかわからないことです。大規模な宅地造成に伴う盛り土については、国が06年から安全対策を強化してきました。1995年の阪神大震災や04年の新潟県中越地震で、地滑りや液状化などの被害が相次いだのがきっかけでした。しかし、今回のような盛り土は、宅地ではないため対象外です。国は全国で点検する考えを示していますが、危険箇所の洗い出しがどこまでできるか、間に合うのか。家を買う時、上流の盛り土まで確認する人はいません。盛り土の問題だけでなく、近くに保安林を違法に伐採して作られたメガソーラーの表面を雨水が流れて一気に盛り土に流れこんだことが原因のようです。
要するに違法だらけの犯罪行為でしょう。
国や自治体が、犯罪に対して、”指導” しかできないのはおかしいと思います。