【大問題】このままでは海賊版に「漫画」が殺される
NewsPicks編集部
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無料で見れるコンテンツを排除するのではなく、有料の価値があるコンテンツをどう提供するかが重要。もちろんマーケットは狭まるが、単価を上げていけばいい。その際に商品力以外にも感動、ワクワクのストーリーや体験がポイントになってくるはず。
“19歳以下の彼らには、インターネットにあるコンテンツは無料で消費するものだ、という意識があります。なぜなら、スマホを持った時、すでに違法コンテンツが蔓延していたから。罪悪感をほとんど感じないでしょう”
注目のコメント
漫画村は実に魅力的なサービスだった。マンガを読める正規版ネットサービスが乏しかったのが海賊版を大きくした原因でもある。音楽や映像に比べ紙のデジタル化は遅れた。20年前にナップスターに悩んだ音楽業界はいち早くビジネスモデルを変えた。マンガ界はどうする。海賊版はそれを問うてもいる。
わざわざ本を買って面白くなかったら損をしたくないーー。
無料だからつい読んだーー。
総務省の調査によれば、海賊版サイトの主な利用者は20代でした。ニッセイ基礎研究所研究員の広瀬さんは、「20代は、コスパ良くインスタントに情報を仕入れたがる世代」と指摘しました。
一方的な自己承認を満たすためにグレーだとわかっていて読む20代の心情を、取材で読み解きました。