香港 民主派区議200人以上が辞職 政府に忠誠尽くす宣誓前に
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中国共産党は、自らに歯向かう者を容赦無く弾圧します。一度、中国共産党に忠誠を誓えば、今度は、もし共産党中央の方針や政策に反対した時に「裏切り者」とされ、より苛烈な弾圧を受けるでしょう。
現在の香港政府は、すでに中国共産党に忠誠を誓う者たちで占められています。香港政府に忠誠を誓うということは、中国共産党に忠誠を誓うのに等しいことです。周庭氏の拘束や勾留の様子を見ても、香港政府の民主派弾圧は中国共産党の意向を受けているのは明らかです。
すでに、香港に民主主義は存在していないと言えます。民主主義制度の元で政治活動を行い香港の繁栄のために尽くしたい人たちにとっては、政治活動を行う場がなくなったということです。
中国は、欧米諸国がいかに批判しようと制裁をかけようと、香港の民主派に対する姿勢を変えないでしょう。中国は香港に対する外国の制裁を怖がっていません。中国にとって、香港はすでに国際金融のハブでなく、中国国内の金融ハブとしての存在感を高めつつあります。香港の役割が変わり、外国の制裁は中国にとってのダメージにはならなくなりつつあるのです。
注目のコメント
今の日本で、中国政府を批判するのは簡単だ。同様に、今の中国でアメリカ政府を批判するのは簡単だろう。だが、香港では、200人以上の議員が“自国政府”に反旗を翻しているのだ。自国政府の前では忖度し、自国政府と一緒に外国を批判するのとは違う。
ちなみに、2013年7月29日の麻生太郎副総理の発言:
ワイマール憲法下で誕生したヒトラー政権は、議会の機能不全に乗じて対抗勢力を弾圧し、全権委任法や授権法と呼ばれる法律を作った。この歴史的経緯について、麻生氏は7月29日のシンポジウムで「ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった」と語り、こう続けた。
「あの手口に学んだらどうかね」
この一件は、仏ル・モンド紙でも「Au Japon, Taro Aso « retire » ses propos sur le nazisme mais ne s'excuse pas 」と題して報じられた。巧みに民主派を排除し続け、力による支配ではなく、法治国家の体裁を取りながら民主主義を抹殺していく中国の手口がよく見えてくる。こういうやり方で中国がすごいとか偉大だと思う人が増えることは期待出来ないだろう。