(ブルームバーグ): ビットコインは「クラッシュ(暴落)」状態にあり、1万-1万5000ドルにまで下げる可能性があると、グッゲンハイム・インベストメンツのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)が指摘した。

米経済専門局CNBCのインタビューでマイナード氏は、「暗号資産の歴史を踏まえた上で現在の状況を見ると、これは恐らくクラッシュと言えるだろう。クラッシュとは70-80%の下落で、つまり1万-1万5000ドルになるということだ」と分析した。

また、「私ならビットコインを買い急ぐことはしないし、現時点で保有する理由は全く見当たらない」と述べた。

株式相場については、調整局面が訪れると予想しつつ、「強気相場の終了からは程遠い」と語った。

米国債については、10年債利回りが年末時点に1.5%を下回っている可能性は十分あるほか、再び1%を下回ることもあり得るとの見方を示した。

原題:Bitcoin in ‘Crash,’ No Reason to Own It, Minerd Tells CNBC(抜粋)

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