【実録】日本上陸。「北欧の巨人」の大変革がすごい
- 10年強で石油85%→15%
- 「石炭、原子力より安い」
- 欧州から台湾、そして日本へ
- 日本は「向いていない」は本当か
- 日本は「規模を拡大できる」
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こうした先進事例を紹介すると、「日本は違う」「特殊だ」などという反応がよく出てきますが、日本で大手の電力・ガスだけで10社以上もあるなかで、全社とはいわずともどこか一社が大きくシフトするのは、国のエネルギーシフトだけでなく、競争戦略的にも理にかなっているはずです。
すごく良い記事、必読。デンマークのOrsted(オーステッド)社を例に、風力発電やクリーンテックのトレンドが理解できる。
オーステッドがこの15年だけ見ても化石燃料比率を83%から10%まで低下させ、反対に再エネっ比率を17%から90%まで引き上げている。一企業レベルでこれだけの速度でやれるという具体的な事例があることは、今後再エネ比率を引き上げていく必要がある各国、企業からすると良いベンチマークとなり、脱炭素実現のスピードを早める上で具体的なインパクトがある。
加えて、コスト低減が重要である中で、「具体的にどうやってコストを下げたか?」の質問に対する回答が示唆深い。
「まず、2008年の時点で、洋上風力発電の発電コストを40%削減するという目標を掲げました。」
トップダウンで目標を設定し、実行していく姿勢がないと実行できないということでもあり、海外の先進企業がそういうアプローチとリーダーシップスタイルをとっている点は、日本も学ぶべき点が多い。
近年、ヨーロッパや中国を中心に洋上風力発電の導入が進んでいます。
日本も再エネ拡大の切り札として、2040年までに4500万kW(原発45基分)の洋上風力を導入する目標を掲げました。
今回取材したオーステッドは、石油・ガス会社からグリーンエネルギー企業に大変革を遂げ、現在では洋上風力の市場シェア25%を握る企業です。
アジア太平洋地域代表取締役マティアス・バウゼンバイン氏に、洋上風力最大手に上り詰めた道のりをお聞きしました。また、台湾での経験をもとに日本での可能性についても語ってもらいました。
個人的に興味深いと思ったのは、「意思決定の大胆さ」です。世界の流れに先行して高い目標を掲げ、次々と前倒しで達成していく姿がとても印象に残りました。
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