Google、日本で金融本格参入へ 国内スマホ決済買収
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2018年3月からサービス提供を開始している「Pring」をGoogleが買収する可能性があるとのこと。
Pringはお金のコミュニケーションの輪を広げることを使命として設立された会社です。個人同士、個人-銀行間の決済・送金でき、さらにはアプリ内に貯まったお金を現金化できるサービスですね。
Pringも他のクレカ会社と同様、店舗が決済手数料を収益としていますが、
一般的なクレカ決済・○○ペイのQR決済の手数料はそれぞれ4~5%, 3~4%であるのに対し、Pringは0.95%と格段に安いです。
ブランド会社や決済代行会社を挟んでいない分、手数料を安く抑えられ、
サービス利用者が支払うお金が低くなる、とても良い仕組みかと思います。
Googleとの掛け合わせは何になるのでしょう。国内で金融事業を開始している企業を買収すれば、スピード感は高まるので、どんどん進めて頂きたいですね。今後も注目です。
注目のコメント
GoogleがPringを買収という噂。真偽はまだ不明ですが、事実ならビックニュースですね。国内事業展開に向けて既存事業者を買収するというのはスピード感と採用の観点からありえるとは思いますが、Pringは意外でした。
しかし、Origamiですら、ほぼ身売りの状態でMercariに買われたというのに、今のユーザー規模で、200億~300億円のバリュエーションというのは驚きです。
事実ならPringの皆様は素晴らしいディールをまとめられたと思います。pringは日本の資金移動業者で、「銀行口座の復権」を掲げ、送金為替のプラットフォームを構築するユニークな決済事業者です。
昨年8月にpringの荻原社長にインタビューしたところ、「3年から5年くらいの間にIPO(市場公開)をめざしていきます。」と仰っていたため、このような形になるとは驚きました。
参考:【深読み】Google、pring買収報道の背景
https://www.ncblibrary.com/posts/54029
pringはみずほ銀行系のスマホ決済「J-Coin Pay」のシステムも構築しており、銀行口座と連動した送金為替、決済のB2B提供にも大きな強みを持っています。
Googleとどのようなシナジーを生み出していくのか、注目です。Googleが金融サービスに進出することの社会経済的インパクトは大きい。金融は「利用者目線」で再編されるべきだと考える一人としては、これを契機として、非金融事業が様々な形で金融に進出する「プラグイン金融」の流れが加速することを大いに期待したいと思います。
(非金融事業者の金融進出については↓)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB188450Y1A610C2000000