ソフトバンクVF2、金融アプリのレボリュートへの投資を協議-報道
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SVFがチャレンジャーバンクであるレボリュートへの投資を検討とのこと。確かにクリプトの扱いもありますが、メインはヨーロッパ圏で国を跨いでも意識せずにお買い物ができるクロスボーダーペイメントの機能です。新型コロナウイルスによって人々の行動が制限されている中、伸びが鈍化していると思っていましたが、ワクチン摂取の広がりにより、国間の人々の移動が活発化することを見越しての投資検討でしょうか。
注目のコメント
RevolutはNikolay Storonskyがクレディ・スイス勤務時代に国外旅行中に支払う為替手数料がバカ高いのに嫌気がさして始めた事業で、現在も為替やATMの手数料無料や低コストの海外送金を主にアピールしているので純粋にクリプト企業かと問われると出自も現業もちょい違うと思います。
ただ以前はカード決済時のインターチェンジフィーが収入の大半を占めていたのが、昨年はインターチェンジフィーと有料アカウントのサブスクリプションに加え外貨取引・資産部門がそれぞれ収入の3分の1づつを占めています。
とくに最後の部門は昨年大幅に成長した部門で株や暗号資産の取引も含みます。コロナ禍で特に国外でのカード決済が減る一方で近年の暗号資産取引の盛り上がりや引きこもり需要の恩恵も受けているのかもしれません。
因みに上記の外貨取引時の為替手数料無料は他のチャレンジャーバンクや普通の銀行にも多く採用されており、もはやRevoutの差別化には繋がりにくい特徴です。Nikolay Storonskyが目指すのはWeChatPayのような金融スーパーアプリのようですが、他方で平均預金額が400ポンド以下と単におサイフとして便利に使われるだけで未だに給与を受け取るメイン口座としては十分に使ってもらえていない現状があり、その辺り今後どう消費者の信頼を獲得するかが課題です。チャレンジャーバンク Revolut(レボリュート)。口座数は21/3末現在で1,200万口座。欧州のクロスボーダー決済などで頭角を表しています。直近カナダから撤退などその動向はいろいろな意味で注目されています。
直近の動向などはこちらも参考にしてください。
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