スマホ位置情報で観光客数把握 埼玉・川越
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記事よりーー
システムは、同意を得た利用者のスマホアプリから集めた位置情報をもとに、エリアの人数を統計的に推測する仕組みだ。ソフトバンク子会社のAgoop(アグープ、東京)の技術を採用し、今夏にも本格運用を始める計画で、令和3年分以降の観光客数の調査に活用する。
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アグープの使っている位置情報データベースはさまざまなスマホアプリから集められているもので、母数がかなり多いので、分析技術だけではなく、データベースもアグープのものを利用するなら、母数的な問題はクリアできそうです。
ただ、私も10年以上前からこの手の分析をやってまいりましたが、埼玉県のような首都圏のベッドタウンとしての声質も強い地域では、難易度がそこそこ高いです。
・今までのようなアンケート調査と違い個人情報を保護された大量のデータを扱うため、データクレンジングが大変。(つまり、隣の市から、用事できた、仕事できた、みたいな除外データをクレンジングするのが鬼大変なのです)
・日帰り観光地のため、観光客の定義が難しい
(宿泊を伴う観光がほとんどのエリアでは比較的、観光客の定義が簡単です。そのユーザーデータの365日を分析して、最も夜間の滞在が多い場所が自宅ですので、自宅以外の場所で夜間滞在(22時〜朝6時で、6時間以上の滞在と定義など)している人を『宿泊観光客』と定義できるからです。「システムは、同意を得た利用者のスマホアプリから集めた位置情報をもとに、エリアの人数を統計的に推測する仕組みだ(記事から引用)」
どの様な方法で一人でも多くの旅行者にアプリを入れてもらうのでしょうか?アプリDL数が少ないと観光客数の把握が出来ない状況が続くだけになりそうです。しかも、既に川越には観光・暮らし系のアプリが13種類もあります。
川越の場合、日帰り客数をカウントするよりも各店舗のレジ通過客数を集計した方がよりリアルな数字として活用出来そうです。