【解説】第一人者が語る、老化・寿命研究の現在地
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東京大学で脳と老化の研究をしている医師の紺野大地と申します。
本文中の以下の言葉にハッとさせられました。
"ここ数年の間に、特にアメリカでは、老化・寿命研究を社会実装につなげて老化の制御を目指す会社が、雨後の筍のようにできています。
(中略)
時には、サイエンスの本来のあり方を歪曲するような状況も生じています。"
近年の人工知能分野を見ても分かるように、アカデミアとインダストリーが結びつくことの威力はすさまじいものがあります。
一方で、サイエンスそのものを歪曲させてしまうことは、最終的には全員が損をすることになってしまいます。
個人的には、厳密なサイエンスとそれを普及させるインダストリーは両立できると信じていますし、この特集のようにサイエンスを正しく伝えていく姿勢が何より重要だと考えます。
世界トップの超高齢国である日本が老化についての明るい見通しを示し、世界にとって憧れの国になる日を夢見ています。
P.S. 以前、『老化を「克服」する』というnoteを書いたので、興味のある方はぜひご覧ください😊
https://note.com/daichi_konno/n/nc4091e31337c
また、Twitterでは脳や老化についての最新論文をツイートしています。こちらも興味がある方はぜひご覧いただければ嬉しいです。
https://twitter.com/_daichikonno
連載中のメルマガでも老化関連の内容をピックアップしています。
第3号 東大から寿命延長につながる画期的な研究が発表
https://note.com/daichi_konno/n/nf6fbf1ca78ee
第7号 老化予防効果が期待される物質NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の人間における効果
https://note.com/daichi_konno/n/n12422017de6b
第10号 老化細胞を一律に除去することの危険性
https://note.com/daichi_konno/n/n2b3bdfbcd9d2
注目のコメント
老化・寿命研究の世界的権威の1人、今井眞一郎・ワシントン大学教授に、近年の研究の流れと現在地を解説していただきました。
5月の特集「カウントダウン!不老長寿の時代」↓の続きとしてお読みいただければ。
https://newspicks.com/book/2843?ref=search&ref_q=%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%EF%BC%81%E4%B8%8D%E8%80%81%E9%95%B7%E5%AF%BF&ref_t=top
初めて取材する研究分野は潮流を掴むのはなかなか難しいのですが、5月の特集の取材を進める際も、今井先生にいろいろとご教授いただき、概要を掴むことができました。その体験を読者の皆さんと共有したく、ポイントとなるお話をまとめました。
後半では、今井先生ご自身の研究成果やその意義も解説していただいています。
産業化においても勢いのある分野だからこそ、研究の現在地を理解した上で、冷静にウォッチングしていきたいところです。人はなぜそこまでして老いを忌避するのか?
と思っていた私も、40半ばを過ぎ老眼になってきて、できていたことができなくなっていくことに若干の焦りを感じています。
しかし人生はまだまだ長いようで、諸先輩方からは「え、そんなの序の口、若い若い」と笑いながらなぜか老いマウンティングをされますw
世界人口も平均寿命もこの100年で爆発的に伸びて
さらに老いのメカニズムもわかって富裕層を中心に頭脳がクリアなまま150歳とかまで生きはじめたら株式とか不動産投資でさらに財を膨らませて貧富の差も拡大しそうです。
漫画に出てきそうなディストピアにしか思えませんが。
一方でそんなことになれば少子化がさらに進むように思います
寿命が長くなればなるほど若い人は成熟スピードを長い目で見るようになるでしょう。
社会的権限も高齢者が譲らないでしょうから
経済的にも精神的にも50歳ぐらいまで自立しないかもしれません。
恋愛からもましてや結婚のような面倒なことからも距離をおいて無限にあるエンタメ産業アーカイブの中で生きていく人が増えそうです。
結果として人類という生命自体が高齢化して、パンディミックや天災、資源枯渇などで大幅に淘汰される時に向かっていくのかもしれません。
なんだかとてもネガティブな気分になってしまいました。
結局 老いを避けるというのは究極のエゴに過ぎないからでしょうね。