台風5号が発生 27日(日)頃に関東沖へ北上か(杉江勇次)
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米軍ではすでに22日の段階から台風と同等の勢力があるとして扱っていましたが、日本の気象庁も23日午前9時になり台風5号として取り扱うようになりました。
台風5号周辺は、地表近くは太平洋高気圧をまわる南東の風となっているのですが、上空は北風となっており、地表近くと上空で風向きが違うことから、せっかく発達した積乱雲が流されてしまいやすい環境場となっています。また北緯25度線を越えると海水温が低く強く発達できなくなること、また台風がそこまで北上してきたタイミングで日本付近に上空の気圧の谷がかかり、これに伴うジェット気流に流されるようになるため、台風が強い勢力を維持したまま関東地方近くにまでやってくるという可能性は極めて低くなっています。
むしろ台風が通過した後は梅雨前線がやや北上し、低気圧が断続的に本州の太平洋側にやってきてまとまった雨をもたらすことが予報モデルから示唆されています。梅雨らしくない天気となっている本州付近ですが、いよいよ7月を前にして梅雨らしい天気となってきそうです。