燃焼ガスからCO2を高濃度で取り出す、九州大が開発したゲル薄膜がスゴイ
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大変重要な技術で、あっちこっちの企業や大学が取り組んでいる分野です。ただ、この記事の記載、片手落ち。
このような分離膜の性能、1:分離性能(どれだけ高純度に分けられるか)に加え、2:処理速度(単位面積当たり、単位時間にどれだけの量を処理できるか)という点が本質的に重要。記事では2の観点からの記載がありません。
(ただ、含水状態で処理できるのは「面白いかも」って思いました。ゲル使うのも珍しいのかな?)
分離膜一般に言えることですが、1と2の性能は互いにトレードオフの関係にあります。すなわち「高品位の品物を取ろうとすれば処理速度が落ち、コストが上がる関係にある」、ってことです。
もちろんトータルの性能を高めるべく努力がなされているわけなのですが、一方で、適材適所、適用するプロセスごと、最もよいものを選定するやり方がいいのだろうと思います。
そういう意味で、さまざまに違うコンセプトで設計される素材が提案されてくることはとても望ましいと思います。