政府、マレーシアに防空レーダー輸出へ 来月から入札参加
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マレーシアでは、2代前のナジブ首相の時、2017年頃は、中国政府が自国産のレーダー・システムとミサイル・システムを売り込んでいました。一帯一路の一部となるマレーシアでの鉄道網整備と抱き合わせた売り込みでした。
2018年にナジブ首相は退陣し、次のマハティール首相になると、中国からのレーダー・システムの導入案は聞かれなくなりました。
現在のマレーシアは、国防省も新型コロナウィルス対策、行動制限のための任務で忙殺されていますが、5月に中国軍機の編隊に接近されたのに衝撃を受けたのでしょう。ナジブ政権後は、財政難で、兵器の近代化などはなおざりにされてきたところがあります。マレーシアとは装備移転協定も結んでいて、戦略的にも対中警戒を強める路線で一致し、フィリピンにも輸出実績があり、当局の要求とのすり合わせも進んでいるということで、負ける要素は少ない。これで負けたら大問題になりそう。