「記者、やめたくなかったのに」そんなこと、もう誰にも言わせたくない。だから…

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• 下山 進

  ノンフィクション作家

  ・2021年06月05日

  「夜討ち朝駆け必要なし」「調査報道は9時5時勤務でできる」「事件、事故の発生を尋ねる警戒電話も必要なし」と言い切るNHKネットワーク報道部の熊田安伸さんのNOTE。
  一読の価値ありです。私は全面的に賛成です。
  NHKの報道は今でもほぼ唯一(読売や一部地方紙を除く)、地方でも当局者への「夜討ち朝駆け」が必須となっていますので、むしろ組織の中にむけて書いたものでもあるでしょう。
  刑事や検事は事件を解明したいので彼らの仕事をするでしょう。が、その動きを取材することが「報道」なのか? 事件は実は警察が捜査をしていないところ、捜査が終わったところで起こっているのではないか。それを気づきで掘り起こしてくるのが本当の「報道」。