バイデン氏、黒人虐殺事件から100年のタルサ訪問 現職米大統領で初
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注目のコメント
暴動(riot)ではなく、虐殺(massacre)であったと断定したことにも意味があります。黒人の死者の方が多いのは確かとはいえ、白人にも死者が出た事件でした(死者数は今なお明らかにされていません)。そのため、これは白人の群衆と黒人の群衆が衝突した「暴動」事件であったという主張も米国ではあります。
「虐殺」というのは、白人の群衆が黒人街を襲撃し虐殺して回った(黒人側の自衛で白人側の死者も出たとはいえ)、という解釈になります。
なお、米国史上で最悪の虐殺事件とされるのは、死者数からいえば、1890年のウーンデッド・ニーの虐殺でしょう。米軍が先住民族を連行して虐殺し、死者は300人ほどであったとされています。こちらは軍による虐殺なので性質がやや異なります。タルサの場合は、死者数が明らかにされていませんが、史上最悪ということであれば、300人に近いということかもしれません。