テスラ、日本で大型蓄電池に参入 再生エネ発電所向け
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テスラのバッテリー内製の肝となる定置用途バッテリー、MegaPackも遂に日本導入ですか。
PowerPackは関西の鉄道会社が入れてたはずですが、今回は再エネ施設へ更に大容量のMegaPack。
名前の通り3MegaWh(3000kWh)の容量があるので、モデル3(60kWh超)なら50台弱分ということに。現在は2170円筒型セルのはずですが(PowerPackなら18650も)、将来的には内製する4680セルも搭載する腹積もりでしょう。
バッテリーというデバイスを起点に考えると、資源価格に左右される変動費の大きい製品なので、先ずは多用途展開によって市場を確保してサプライヤーに作らせる。一定量の調達を約束して、当然二社以上からの購買で価格も抑える。次に満を持して大量内製することで更に価格を下げる。そのために資源確保にも乗り出す。
と、この辺は家庭用蓄電池のPowerWallの頃から予定していたはずで、テスラのMegaPackはオーストラリアやカリフォルニア州で導入しているように、再エネの変動吸収及びマイクログリッドや、サモアの島嶼でのオフグリットの構築を進めています。
そのためのソフトウェアも開発しており、デバイスとしてのバッテリー内製に留まらず、エネルギーマネジメントのレイヤにも進出する勢いです。中央集中型のエネマネは既存の電力会社に一日の長が有りますが、分散型電源(DER)のエネマネはこれから。DERにはEVも有りますし、バッテリーの使用データも十分貯まっているので同じセルを使いたいでしょうね。
(ご参考)
https://www.tesla.com/ja_jp/utilities
EVは競合も出揃って来るでしょうが、マイクログリッドやオフグリットの競合はオペレーターやインテグレーターとしては居ますが、バッテリーを持っているプレイヤーはテスラだけです。
正しく怖れるべきは電力分野のテスラだと思います。北米のNECも対抗しきれなくなって電池開発は撤退しましたから。ついに来ましたね~。テスラの大型蓄電池。
家庭用蓄電池は既に入ってきていましたが、産業用且つ大型は初。日本でも蓄電池の製造販売をしている会社は沢山ありますが、これから競争が激しくなりそうな気がします。テスラモーターズがB2B向けの蓄電池分野で日本マーケットに参入して来ました。国内メーカーとの競争が激しくなりそうですね… 🤔
- 米テスラ、日本で大型蓄電池に参入(日本経済新聞)