バッハ会長も五輪予定通り開催強調「最後のカウントダウン」コーツ氏発言を“後押し”
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日本の世論の反対についても「もし改善しないとしても、我々は我々の仕事をするだけだ」とIOCのバッハ会長は言い放ち、アスリートのために「誰もが犠牲を払わなくてはならない」と。
IOCは、たとえば開催都市の予算がいくらオーバーしても、負担はゼロ。それが、1960年以来の夏季オリンピックで、平均213パーセントの予算オーバーという事態を招きました。
結果に対する責任はないのに、オリンピックの中止を含む全ての権限はIOCにあるという不平等条約「開催都市契約」のために、IOC側は開催国の経済がどうなろうと、「最高水準」の扱いを求めます。それが、一泊300万円のホテルにとまるというようなブラック予算につながっている。
今回もそう発言するバッハ氏自身は、何の犠牲も払う必要はありません。われわれの対価は命です。基本的にIOCの仕事と役割は「オリパラを開催すること」
昨年の世界的なパンデミックの状況下でも選択されたのは「一年間の延期」ですから、世界でワクチン接種が進む今、「どうやって開催するか?」以上のことを彼等に求めても、コロナを心配する方々やオリンピック反対派の方々が望まれているような発言は得られないでしょう。
欲は判断を誤らせますが、当時まだワクチン開発に取り掛かったばかりでWHOも右往左往していた昨年の時点で、なぜ、より現実的な「二年間」の延期にしなかったのか?(まぁそういうことだとは思いますが…)など、端から見ても明らかな突っ込みどころは、後日、たっぷりと反省会で議論して頂きたいところです。